子どもたちの仲間を思う気持ち
長男坊が中学の時の話。
チームメイトが『起立性調節障害』と言う病気になり学校を遅れて登校するようになりました。
『起立性調整障害』になった友達
起立性調節障害とは
長男坊の部活仲間の話。
強豪チーム出身でとてもサッカーが上手な太郎君(仮名)。
入部してから練習も試合もいつも皆といっしょだったその子は、最後の引退試合で共に戦うことができませんでした。
『起立性調節障害』でした。
起立性調節障害(きりつせいちょうせつしょうがい)とは、自立神経失調症の一種、OD(英語orthostatic dysrequlation;ドイツ語Orthostatic Dysregulation)と略される事もある。生活リズムが乱れている様に見えるが、自立神経失調症状の一つと考えられている。「起立や座位で脳血流が減少し、思考力と判断力が低下する」身体の病気である。10歳から16歳に多く、日本の小学生の5%、中学生の約10%にみられ男女比は1:1.5から2と報告されている。
引用元: 起立性調節障害 - Wikipedia
朝は体調が悪くなかなか起きられないそうです。
悪化すると学校へ行くのも困難だそう。
怠けていると誤解されることもあり周囲の理解が得られにくい病気のようです。
とても切ないです。
病気になる前
太郎君は中学2年生の秋にあった新人戦では大活躍。
技術や実力があるからと言って威張ることもなく、友達とサッカーをすることがとても好きで楽しんでいるようにみえました。
明るくひょうきんな彼は、人気者の印象でした。
長男坊もそんな太郎君が大好きで、試合中も太郎君のことをとても信頼して、一緒にプレイできることが嬉しそうでした。
きっとチームメイトの誰からも信頼されていたでしょう。
そんな太郎君でしたが、中学2年の3学期ぐらいから練習や試合を休みがちに….
中学3年に上がる頃には、試合で彼の姿を全く見なくなりました。
結局、最後の引退試合でも彼の活躍する姿を見ることはできなかったです。
部活を引退する時
中学最後となる公式戦が始まると、太郎くんのユニフォームがベンチにかかげられるようになりました。
まるで彼もいっしょに戦っていると言わんばかりに….
その光景を初めて見たときは泣けました。
1人の子の発案にみんな賛同し、太郎君のユニフォームを試合会場に持っていくことにしたようです。
子どもたちが太郎くんのことを思いやる気持ち・絆の深さを感じました….
部活引退後
引退後しばらくして、久しぶりにみんなで会うことができました。
ナイターでフットサルをすることに!
太郎君の顔は少し青白くみえましたが、思ったより元気そうでした。
太郎君のママさんの話だと、太郎君は夜は元気とのこと。
私は太郎君のママさんに会った時、なんて言っていいのかわかりませんでした。
太郎君本人ももちろんですがママさんのつらい気持ちは計り知れず、私がどう言葉かけをしていいかわからず….
どんな言葉もうわっつらのような気がして….。
また、『同情』って優劣が存在しますよね。
親身にはなっていますが、実は相手が自分より良くない状況であるのが前提の時の感情表現。
『同』という漢字が入っているけど、同じ立ち位置・状況ではなく…。
とにかくママさんが不快に思うのは避けたかったです。
変に気をまわすのも嫌だったかなあ。
難しい。
こういう時はなんて声をかけるのが正解だったでのしょうか。
さりげなく何か伝えることができたら…
考えてしまいました。
結局子どもたちが楽しくフットサルをしている姿を、ママさんやパパさんたちみんなで眺めていました。
たわいもない話をしながら。
子どもたちの気持ち・私の気持ち
太郎くんのことやそのママさんのことを思うとても切なくなりますが、子どもたちの仲間を思う気持ちに心を打たれたできごとでした。
忘れられません。
※お知らせ
ランキングバナーをオリジナルにしてみました。👇
つまずきながらですが(←かなり)日々学習しつつ、少しずつ少しずつブログを育てています。
まだまだ時間がかかりそう・・・
気長にお付き合いいただければ幸いです。
よろしければ応援クリックお願いいたします。